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米アップル上級副社長「格安パソコンに参入せず」 機能など優先
 米アップルのフィル・シラー上級副社長は日本経済新聞記者に「消費者はアップルに格安パソコンを求めていない」と述べ、数万円程度の製品市場に当面参入する考えのないことを強調した。世界で格安ノート型パソコン市場が急成長する中、同社は15万円程度の新型「マックブック」を10月に発売した。フィル氏は営業トップで、このほど都内で取材に応じた。



ニコニコ動画、単月黒字化は2009年6月--夏野氏は取締役エヴァンジェリストに就任へ
 ドワンゴは11月14日、子会社のニワンゴと共同で運営している動画コミュニティサービス「ニコニコ動画」について、2009年6月に単月黒字化する計画であることを明らかにした。同時に、現在顧問を務める夏野剛氏が取締役に就任し、「エヴァンジェリスト」という肩書きで活動する予定であるとした。
 ドワンゴはこれまでも、ニコニコ動画を2009年9月期中に単月黒字化するとしていたが、詳しい時期を明らかにしたのは今回が初めてとなる。
 ニコニコ動画の単月費用は10月時点で約3億1000万円。これに対し、収益は2億円弱と赤字が続いている。同社は、プレミアム会員と呼ぶ有料会員の月額利用料、広告収入、「ニコニコポイント」という有料ポイント収入の3つを伸ばすことで黒字化を図る考え。
 ニコニコ動画の会員数は11月12日に1000万人を突破し、順調に増えている。その一方、有料会員の数は11月13日時点で21万5000人と当初想定ほどは増えていない。今後は有料会員のみが利用できるサービスなど、「わかりやすいものからわかりにくいものまで、優遇施策を積極的に展開していく」(夏野氏)ことで、2009年9月までに有料会員を36万人へと増やす計画だ。
 すでに「ニコニコ生放送」という生中継サービスでは、定員を超える視聴者がいる場合有料会員が優先され、視聴途中であっても無料会員の接続が切られる「追い出し」(ドワンゴ代表取締役社長の小林宏氏)を始めた。「ちょっと露骨だが、しょうがないかという評価をいただいている」(小林氏)。有料会員数は9月まで横ばいの状態だったが、11月は2週間で7000人増えるなど、増加ペースになっているとのことだ。



京セラ、滋賀県太陽電池の新工場 400億円投資
 京セラは滋賀県野洲市太陽電池の基幹部品「太陽電池セル」の新工場を建設する。総投資額は400億円前後とみられる。2009年中に着工し、10年にも稼働する。新工場の建設で、京セラ全体の11年度の生産能力を08年度に比べ2倍以上の65万キロワットに引き上げる。欧米や日本など世界的に太陽電池需要が拡大しているのに対応する。
 14日午後に発表する。現在の生産拠点である滋賀八日市工場(滋賀県東近江市)の増設余地が乏しくなったことから、電子部品の生産拠点である滋賀野洲工場(滋賀県野洲市)の余剰スペースに新棟を建設する。段階的に生産能力を引き上げる。



クレジットカードの発行枚数、初の3億枚に
 日本クレジット産業協会が14日発表した2008年3月末の国内のクレジットカード発行枚数は、前年より5.4%多い3億859万枚となり、3億枚の大台を初めて突破した。銀行系が6.4%増の1億2155万枚、流通系も5.8%増の9039万枚と伸びた。「その他」でも鉄道会社や航空会社、通信会社の発行が伸び28.6%増の1820万枚と好調だった。カード使用で付与されるポイント目当ての利用者が増えたと見られる。
 成人人口から推計した1人あたりの保有枚数は平均3.1枚弱となり、2.8枚強だった前年より増えた。全体の枚数が伸びた一方で、成人人口が減ったため。



米欧、規制巡り食い違い 金融サミット 危機の原因認識にずれ
 【ワシントン=大隅隆】ブッシュ米大統領が13日の演説で緊急首脳会合(金融サミット)に関する方針を明確にしたことで、規制強化を巡る米国と欧州・新興国の温度差が鮮明になってきた。背景には危機の原因を巡る認識の食い違いがある。サミットでの議論の出発点から認識がずれている格好だ。同日夜にワシントン入りした麻生太郎首相は、国際通貨基金IMF)の機能強化などを盛り込んだ国際金融の安定化策を提案し、各国の協調を促す考えだ。
 大統領はニューヨークでの演説で金融危機に関連して「途上国から先進国への資本流入(と金利低下が重なったこと)がずさんな融資につながった」と指摘。新興国をはじめとする高成長を享受した途上国が資本を蓄積し、安全な投資先を求めて米国などの先進国に投資した結果、先進国の長期金利が低下。過剰な消費や融資につながったとの見方だ。



財政赤字が最大に 10月、資本注入で歳出増
 【ワシントン=米山雄介】米財務省が13日発表した10月の財政収支は2371億7700万ドルの赤字となり、単月として過去最大に膨らんだ。公的資金による金融機関への資本注入で歳出が大幅に増えたのが主因。米政府は金融安定化へ最大7000億ドルの公的資金を投入する方針で、財政収支の急速な悪化は免れない情勢だ。
 10月の財政赤字は前年同月比では317%の大幅増。同月内に大手8行への資本増強に1150億ドルを投じたため、歳出が前年同月比71%増の4020億2400万ドルとなり、過去最大を記録した。
 資本増強以外でも、米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)から住宅ローン担保証券MBS)を215億ドルで買い取るなど、金融安定化に向けた歳出が増えている。



ジョージ・ソロス氏「懲罰的規制は過ち」 米下院で証言
 【ワシントン=川上穣】「懲罰的な規制は重大な過ち」――。米有力ヘッジファンドの運用者であるジョージ・ソロス氏は13日、米下院監視・政府改革委員会が開いた公聴会で証言した。同氏は「人為的規制で市場の流動性を低下させるべきではない」と強調。緊急首脳会合(金融サミット)などで浮上する市場規制強化の行き過ぎに懸念を表明した。
 ソロス氏は投資家の解約で苦境に立つ業界の将来について「運用残高が半分や4分の1まで減ってもおかしくない」と発言。「システミックリスク(危機の連鎖)は適切に監視される必要もある」とも語り、ファンドの情報開示や透明性の確保には一定の理解を示した。
 公聴会には米国の著名ヘッジファンド4社の代表が参加した。ハービンジャー・キャピタル・パートナーズのファルコン氏は「我々は米国の企業が必要とする資本を供給している」と存在意義を強調した。



10月貿易黒字は前年比9割減の予想、赤字転落の可能性も
 ロイターが民間調査機関の予測をまとめたところ、財務省が20日午前8時50分に発表する10月貿易収支(原数値)の予想中央値は800億円程度の黒字で、前年比マイナス90.7%の大幅減少となりそうだ。
 外需減速を反映して輸出が減少に転じることが主因。また回答シンクタンクのうち、6社が赤字を予想しており、8月に次いで2カ月ぶりに赤字に転落する可能性も否定できない。
 8月の収支は3240億円の赤字と、1月を除くと1982年11月以来、26年ぶりの赤字となった。9月はかろうじて赤字を回避したものの「輸入価格高止まりと輸出不振のダブルパンチ」(モルガン・スタンレー証券)で、黒字額は前年比9割減となった。



在京民放3社最終減益、2社赤字 広告収入落ち込む
 在京民放キー局5社の平成20年9月中間連結決算が13日、出そろった。景況感の悪化で利益率の高いスポット広告が大きく落ち込んだことが響き、3社が最終減益、日本テレビ放送網テレビ東京の2社が赤字になった。日テレは半期ベースで37年ぶり、テレ東は中間連結決算の集計を始めた14年9月中間期以降で初の赤字。全社が期初の最終利益予想を下方修正し、合計最終利益は前期比48%減の275億円と半減する見込み。
 売上高は日テレを除く4社が増収だった。音楽、出版など放送外収入の伸びで広告収入の落ち込みを補った。ただ、放送事業では番組の前後に流される「スポット広告」の不振が際立ち、5社の同収入は前年同期比9.6〜11.7%の大幅減となった。業績不振を受けて、フジ・メディア・ホールディングスを除く4社が役員報酬を削減している。



自社株買い最多ペース 取得枠設定350社超 規制緩和1カ月
 株式相場の不安定さが増す中で、市場で自社株式の取得に動く企業が増えている。10月13日に政府が買い付け規模などについての規制緩和を公表して以来、この1カ月間に自社株取得枠を設定した企業数は354社に達した。これは単月ごとの取得枠設定企業数と比べて過去最多のペース。増益局面で蓄えた手元資金を活用し、企業が自ら株価の下支えに動き出した。
 自社株買いを実施する企業はあらかじめ取得株数や金額の上限を取締役会で決める。こうした自社株取得枠を設定する企業は通常月に100―200社程度。1カ月間で300社を超すのは異例だ。



若者の献血離れ深刻 20年で半減 「関心ない」も半数
 若者の献血離れに歯止めがかからない。10―20代の献血率は1割に満たず、20年前から半減。厚生労働省の調査では献血未経験の若者の半数が「献血に関心がない」と答えた。献血バスを使った高校での集団献血が減ったことも一因という。少子高齢化の中で将来の血液確保が困難になる懸念が高まっている。
 厚労省によると、10―20代の献血率は1980年代まで15―20%で推移していた。その後、年々減少し、近年は6―8%。高校生に限ると4%程度にとどまる。「若いうちに献血を経験しない人は成人後も献血しない傾向がある」(同省担当者)といい、事態は深刻だ。



買い替え必至!? 新モデルから注目機種をピックアップ(COLUMN)
 ようやく各キャリアの年末〜春商戦向け新製品発表会ラッシュも終了。いやー、本当にお腹いっぱい。
 今年は大手3キャリアに加えて、例年は春商戦向けしか発表しないウィルコムも発表会を開催(W-ZERO3シリーズは別)。さらに完全にノーマークだったイー・モバイルもHSUPAなんていう飛び道具を用意して発表会をやるなんて...。5キャリアのみなさま、ごちそうさまでした。
 さて、年末モデルはかなりのバージョンアップが実施されることもあり、こんな仕事をしているとほかの商戦期以上に「買い替え」は必至。新サービスは普段から使わないことにはその善し悪しがわかりませんからね。
 さて、シリーズが一新されたNTTドコモで気になる機種といえば、やはりN-01A。これまで折りたたみ一辺倒だったNECが、新たな形状に挑戦。同社をたち直すために組織されたクリエイティブスタジオの気合いが入った製品だけにぜひ試してみたい。3つのスタイルがどう便利に使い分けられるのか、早く持ち歩いてみたいかも。ただ、一般の人にお勧めするなら、究極の折りたたみケータイを目指したN-02Aか、横スタイルでも使いやすくなったP-01Aあたりを候補にあげます。
 auはやっぱりEXILIMケータイ W63CAかと。8メガデジカメはぜひ使ってみたい。見た目は従来機種とあまり変化はないけど、無難に使えるデザインになっているのがいい。
 あと、auで気になる機能が「モバイルデータ通信定額」。Bluetooth経由で、パソコンでもパケット定額が使えるのはかなり便利。でも、上限まで使うと1万3650円というのは高すぎるっ!。KDDIには「うちはケータイとパソコンの両方を使っても安い!」と言い切れる値付けをして欲しかった。昨今、勢いを失っている(と言われている)KDDIだけに「なにが2台目需要じゃい! auを1台持っていればすべてOK!」という「1台目戦略」で他のキャリアを打ち負かす気合いが欲しかったんだけどなぁ。
 さて、ソフトバンクモバイルとなると、迷うことなく931SHかと。シャープが考えるタッチパネルの操作性はぜひとも使わないと。アップルのiPhoneではかなえられない「日本メーカーが考える、使い勝手のよいタッチパネル」に期待大。ちょっと触った限りではコピー&ペーストにもしっかり対応していましたし。ソフトバンクモバイルで、一般の人に勧めるなら、930SHですかな。8メガで本体サイズも大きすぎないのが魅力。
 ウィルコムは「HONEYBEE2」、イー・モバイルMacBook Airのことも考えて設計されたというHSUPA対応「D21HW」も気になるなぁ。


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