(ノ゜Д゜)八(゜Д゜)ノ新聞

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三井住友銀、米ゴールドマンに2000億円規模を出資へ
 三井住友銀行が米証券首位のゴールドマン・サックスに2000億円規模を出資する方向で最終調整に入ったことが24日、明らかになった。
 米証券会社に対しては、三菱UFJフィナンシャル・グループが米証券大手のモルガン・スタンレーへ最大9000億円の出資を決め、野村ホールディングスリーマン・ブラザーズのアジア太平洋、欧州・中東部門の買収を決めた。相次ぐ日本の大手金融機関の米大手金融機関への出資で邦銀の存在感がさらに高まりそうだ。
 ゴールドマンは23日、75億ドル(約7900億円)の増資計画を発表した。このうち、著名な投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社が、優先株50億ドルを引き受け、残り25億ドル(約2600億円)は普通株による公募増資を行う計画だ。このうち、三井住友銀は1000億〜2000億円程度を引き受け、出資比率は最大で数%程度になるとみられる。さらにバフェット氏の投資会社は、50億ドル相当の普通株を購入できる権利を得ており、最終的な増資規模は125億ドル(約1兆3000億円)まで膨らむ可能性がある。
 ゴールドマンが増資に踏み切るのは、銀行持ち株会社への移行を決めたことで、金融当局の規制をクリアするため、財務体質を強化する必要があるからだ。金融不安に揺れる米金融市場でさらに信用力を高める狙いもある。
 三井住友銀は2003年、ゴールドマンから優先株による出資を受けたり、投資銀行業務などで提携するなど親密な関係にある。1980年代には、旧住友銀行がゴールドマン株を12・5%保有する筆頭株主だった。その後不良債権処理のために全株を売却した経緯があった。三井住友銀は今回の出資で、海外での企業の合併・買収(M&A)業務を拡充する足がかりを得たい考えだ。



ワンセグYouTubeも高精細に──ドコモとモルフォ、携帯向け映像高画質拡大技術開発
 NTTドコモとモルフォは9月24日、携帯電話で再生する映像をノイズやちらつきを軽減し、高品質に拡大する技術を共同で開発したと発表した。
 この技術は、符号化ゆがみを軽減するメカニズムを組み込み、符号化ゆがみと画素保管によって発生したぼやけを抑えることで映像に含まれるノイズやちらつきを軽減し、鮮鋭で高画質な映像の拡大を実現するもの。特に人の目で見た時に重要となる人物や物体の輪郭線を維持し、メリハリを効かせるよう補正する。低解像度(QVGAサイズ 320×240ピクセルほど)の映像コンテンツを4倍の高解像度(VGAサイズ 640×480ピクセル)に拡大し、VGA以上のディスプレイを搭載する携帯電話の全画面表示において、ワンセグ(320×240/320×180ピクセル)や高圧縮率のYouTube動画なども高い画質で楽しめるようになるとし、2009年度に発売する端末に搭載する予定。



ドコモ・シャープ・日産、インテリジェントキー搭載携帯を開発
 日産自動車NTTドコモ、シャープの3社は、日産のキーレスエントリーシステム「インテリジェントキー」を搭載した携帯電話を開発した。2009年度上期の商品化に向けて開発が進められている。
 今回開発された「インテリジェントキー搭載ケータイ」は、日産の「インテリジェントキー」の機能を携帯電話に搭載したもの。インテリジェントキーは、「マーチ」をはじめ95万台以上に搭載されたキーレスエントリーシステムで、キーを携帯するだけで自動車のドアの施錠・解錠、エンジンの始動・停止を行える。今回開発された端末では、従来のインテリジェントキー機能に加え、リモートコントロールエントリーシステム機能、キー封じ込み防止機能が搭載される見込み。



富士通、欧州のコンピューター合弁を完全子会社に
 富士通と独シーメンスは欧州でのコンピューター合弁会社富士通の完全子会社にする方向で調整に入った。富士通シーメンス保有する50%の株式すべてを買い取る方針を伝えており、年内の合意を目指す。海外部門の収益力強化が急務の富士通は経営権を完全に握り事業の再構築を加速。採算が悪化している個人向けパソコンから撤退し高収益の企業向けに特化するなど、欧州事業の見直しを進める。
 両社は1999年10月、オランダに「富士通シーメンスコンピューターズ」を設立、欧州でのパソコンとサーバー事業を統合した。約1万人の社員を抱え、2008年3月期の売上高は66億ユーロ(約1兆200億円)、税引き前利益は1億ユーロ。富士通の07年のパソコン販売台数は約890万台で世界6位。このうち富士通シーメンスが約600万台を占める。



ウィルコム、公式ポータルサイトにYahoo!JAPANの検索エンジンを採用
 ウィルコムとヤフーは9月24日、ウィルコム端末向け公式ポータルサイトにYahoo!JAPANの検索エンジンを採用することを発表した。
 ウィルコムは10月1日に同社端末向け公式サイトをリニューアルし、トップページに「Yahoo!検索」の検索窓を設置。公式サイトを対象とした検索機能が向上するほか、一般のケータイサイト、PC向けサイトも含めた幅広い検索が可能となる。
 ウィルコムとヤフーは、今後も検索分野での協力や、対応するサービスの拡充を行うことで、ユーザーにより使いやすいサービスを提供しモバイルインターネット市場の活性化を目指すという。



KDDI、上下最大1GbpsのFTTHサービス「ギガ得プラン」
 KDDIが運営するFTTHサービス「ひかりoneホーム」は、上下とも最大1Gbpsの新プラン「「ギガ得プラン」を10月1日に開始する。月額料金は2年間の継続利用を条件として5460円から。
 ひかりoneではこれまで1Gbpsの光ファイバ回線を各戸に分岐し、上下とも最大100Mbpsで通信できる「ひかりone」を提供していたが、今回は上下の速度を最大1Gbpsに高速化した新プランを提供。上下1GbpsのFTTH接続サービスは、ケイ・オプティコムが近畿エリアで「1ギガコース」を提供しているが、東日本エリアでは初となる。



時価会計適用の一時停止、投資家の信頼損ねる=米FRB議長
 9月23日、バーナンキFRB議長は時価会計適用の一時停止は投資家の信頼を損ねるだけと指摘(2008年 ロイター/Larry Downing)
 [ワシントン 23日 ロイター] バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は23日、金融機関に証券化商品を時価評価させる時価会計ルールについて、ルール適用を一時的に停止しても、投資家の信頼をさらに低下させるだけだ、との見解を示した。
 時価会計は、サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅ローン)危機を受けた関連市場環境の悪化で巨額の評価損計上を迫られている金融業界に重しとなっている。
 上院銀行委員会で証言したバーナンキ議長は、銀行は時価会計をやめて、満期まで保有した場合の予想価格を採用する会計方式に変更したがっているが、そういう想定価格は信頼できない、と指摘。
 「正確な満期時点の価格などだれも分からない。したがって(時価会計からの変更は)投資家の信頼を損ねるだけだ」と述べた。
 米国では、時価会計基準が昨年11月から導入された。ただそれ以前に導入している銀行も一部ある。



民生用電子機器の国内出荷、8月の伸び0.6%に鈍化
 電子情報技術産業協会(JEITA)が24日発表した8月の民生用電子機器の国内出荷実績は、前年同月比0.6%増の1974億円だった。前年を上回るのは15カ月連続だが、「五輪商戦」の一服感や景気低迷の影響で微増にとどまった。
 製品別では、薄型テレビや新世代DVD対応レコーダーなどの「映像機器」が1401億円と6.3%増え、全体をけん引した。一方、新車販売の低迷などから車載機器は470億円と12%落ち込み、13カ月ぶりに減少に転じた。音声機器も103億円と5.8%減った。
 液晶テレビ(10型以上)の出荷台数は前年同月比23.8%増の60万5000台、プラズマテレビは6.1%増の6万1000台だった。



法人実効税率、日本が7年連続最高 OECDの30カ国中
 日本の法人税の実効税率が経済協力開発機構OECD)加盟の30カ国中、7年連続で最も高いことが民間の調査でわかった。日本の国と地方を合わせた実効税率は40.7%。経済産業省日本経団連などは引き下げを求めており、こうした声が一層強くなりそうだ。
 調査は大手会計事務所のKPMGインターナショナル(スイス)が今年4月時点で実施した。日本に次いで高いのは米国で40.0%。最も低いのはアイルランドで12.5%となっている。



イラン大統領「米国の世界帝国、終わりが近い」 国連総会で
 「米国の世界帝国は終わりが近い。次期指導者は(政治)干渉を自国領内に限定しなければならない」。イランのアハマディネジャド大統領は23日の国連総会一般討論で米国批判を繰り広げ、米大統領選の両候補者をけん制した。
 アハマディネジャド大統領は演説で中東情勢に触れた際に、米国のオバマ、マケイン両大統領候補の選挙活動を念頭に「候補者たちが、資金源やメディアの支援を求め(イスラエル寄りの)集まりに参加し、忠誠を誓うのを見るのは極めて悲惨だ」と語った。
 さらに「アフガニスタンではテロが拡大している」「グルジア紛争は北大西洋条約機構NATO)による挑発が原因」などと米欧を批判した。イランの核開発については「平和目的」と主張。国連安保理決議が求めたウラン濃縮活動停止には応じない考えを改めて示した。



ロシアが言うなら聞き捨てならない金正日総書記「影武者」説(COLUMN)
 北朝鮮金正日総書記は倒れたのか――世界の耳目が集まっている。本物は五年前に死に、今の総書記は影武者の可能性があるとするのは重村智計早稲田大学教授の説で、今回海外メディアでも報じられたが、ロシア情報機関も独自のルートから、金総書記は偽者ではないかと疑っている模様だ。
 プーチン前大統領は二〇〇〇年から三年連続で金総書記と首脳会談を行なったが、〇二年を最後にその後は会っていない。これは、ロシア側が偽者との疑いを強めたためという。
 プーチン氏は〇三年二月、金総書記の六十一歳の誕生日にロシア産の白馬三頭を贈り、贈呈式が平壌ロシア大使館で行なわれた。ロシア側はこの時、白馬が大好きな総書記がその場で乗るのではと考え鞍を付けていたが、総書記は全く関心を示さなかったという。
「総書記は馬を軽くなでただけで、すぐ館内に入った。拍子抜けだった。その後、大使館の講堂で開かれた大使館員の子供たちの歌や踊りを長時間見ていた」と元ロシア外交官は語った。金総書記が、児童の出し物に長時間見入るのも不可思議だ。
 当時のカルロフ駐平壌ロシア大使と金総書記は気が合い、総書記はしばしば大使を宴会に招いたが、総書記はウオツカなど強い酒を浴びるほど飲んだという。だが、一九九〇年代後半には、健康のため医師の勧めで飲酒はワインにとどめていると伝えられていた。
 これに先立つ〇一年の総書記のロシア列車旅行全行程に同行したプリコフスキー前極東管区大統領全権代表は、その後、同行記をロシアで出版したが、「総書記は車中でロシア語の歌を歌い、われわれの歌う歌詞を訂正さえして驚いた」と書いている。本物の金総書記はロシア語が苦手なはずなのだ。替え玉説が事実なら、影武者はロシアとゆかりのある人物かもしれない。
 ロシアは金総書記の“正体”を疑った後、北朝鮮側の首脳会談要請を断っている。「総書記の友人」であるプリコフスキー氏やカルロフ大使も更迭された。だが、ロシアは朝鮮半島の南北分断が固定化されたほうが国益にかなうため、影武者説には公式には与していない。


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