公認会計士への途

CEOと取締役会議長分離を・米で株主要求広がる
 【ダラス(米テキサス州)=毛利靖子】米有力企業に対し、株主が最高経営責任者(CEO)と取締役会議長の分離を求める動きが広がっている。石油メジャー、エクソンモービルが28日ダラスで開いた株主総会では、2つの役職の兼任禁止を求める定款変更議案が4割の支持を獲得。米大手銀行ワコビアは株主の要請を受け入れ、分離を決めた。企業統治改革を進めるにあたって、経営にけん制が効きやすくする狙いがある。
 CEOと議長を分離し、別々の人材を起用する仕組みは欧州で広がった。経営トップの暴走を防いだり、経営環境が激変した際に第三者の視点を活用できたりするとの期待から、米国でも注目を集めている。


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