(ノ゜Д゜)ノホレホレ新聞

ネット流行語大賞、金賞は福田元首相の「あなたとは違うんです
 未来検索ブラジルは、インターネットユーザーからの投票によって決定する「ネット流行語大賞2008」の結果を発表した。金賞は「あなたとは違うんです」、銀賞は「〜ですね、わかります」、銅賞は「ゆっくりしていってね!!!」が選ばれた。
 金賞の「あなたとは違うんです」は、9月1日に行われた福田元首相の辞任会見での発言。また、銀賞の「〜ですね、わかります」は、「こうですか?わかりません」との対比で使われたという説があるほか、銅賞の「ゆっくりしていってね!!!」は、「東方project」という同人ゲームが起源だとしており、ともに2008年初頭からネット上で頻繁に使われ、年末まで人気を保っていたという。
 4位には「毎日変態新聞」、5位には「わしが育てた」、6位には「いいえ、ケフィアです。」がランクインした。
 なお、2007年のネット流行語大賞は金賞「アサヒる」、銀賞「スイーツ(笑)」、銅賞「ゆとり」。



10位までに血液型本4冊…書籍の年間ベストセラー
 2008年の書籍の年間ベストセラー(トーハン調べ)が3日発表された。
世界的な人気ファンタジーの最終巻「ハリー・ポッターと死の秘宝」(J・K・ローリング著、静山社刊)が発行部数185万部で総合トップ。
 また、3位の「B型自分の説明書」をはじめ、「O型――」「A型――」「AB型――」と文芸社刊の血液型本がそろってベスト10入り。4冊合計だと発行部数は500万部。
 文芸部門では、東野圭吾(ひがしのけいご)さんが「流星の絆(きずな)」(講談社刊)でトップをさらい、テレビドラマや映画もヒットした「ガリレオ」シリーズの「聖女の救済」「ガリレオの苦悩」(文芸春秋刊)も2位、3位となり、同部門のベスト3を独占した。



ウィキペディア:更新回数1位は「マクロスF」 情報番組「ミヤネ屋」が2位
 アスキー・メディアワークス(東京都新宿区)は1日、同社の情報サイト「アスキーjp」上で集計したオンライン百科事典サイト「ウィキペディア」の更新履歴回数を発表した。それによると、1位はテレビアニメ「マクロスF(フロンティア)」の1125回だった。2位はテレビ番組「情報ライブ ミヤネ屋」の1030回だった。
 集計は3月21日〜11月25日までの期間に更新回数が最も多かった「ウィキペディア」のワードをジャンル別に集計したもので、総合順位とジャンル別順位を決定した。テレビアニメ部門では1位の「マクロスF」のほか、「機動戦士ガンダム00」が1030回と2位に入り総合でも3位と、アニメ作品へのネットユーザーの関心の高さをうかがわせた。
 集計したアスキー・メディアワークスの担当者は、「ユーザーのコンテンツへの関心の高さがうかがえる結果となった」と話している。



ソフトバンクモバイル、「Yahoo!ケータイ」トップのパケット有料化を撤回
Yahoo!ケータイ」は、端末の「Y!」ボタンを押すだけでトップページに接続できる(写真は「fanfun.2 830T」)
 ソフトバンクモバイルは3日、「Yahoo!ケータイ」トップページのパケット通信を2009年2月1日から有料化する計画を撤回し、引き続き無料で提供すると発表した。10月31日に有料化すると発表したが、「ユーザーの声などを聞き、見直すことにした」(同社広報)という。
 ソフトバンクモバイルは音楽情報やゲーム、コミックなどYahoo!ケータイの無料コンテンツを拡充する一方で、これまで無料としていたトップページの通信を課金対象に切り替えるとしていた。しかし、コールセンターや店頭などを通じユーザーから不満の声が寄せられたことなどを受け、取りやめることにした。
 無料コンテンツの拡充は予定どおり進めるという。



KDDILTE採用、コアベンダーは日立に
 KDDIは、3.9世代の移動通信システムの「LTE(Long Term Evolution)」を採用し、コアネットワークの提供メーカーに日立製作所を選んだと発表した。
 KDDIは11月、第3.9世代の次世代通信技術として、LTEを採用することを発表した。LTEは、100Mbps以上の高速通信が可能な通信技術として、通信システムなどの標準化組織である3GPPにおいて標準化が進められている通信規格。
 KDDIの現在の通信サービスは、米クアルコムが開発したCDMA2000方式を採用している。LTEは、NTTドコモソフトバンクモバイルイー・モバイルなどが採用するW-CDMA方式の発展系の通信方式となる。LTEを採用する理由として、KDDIでは「コスト・汎用性」「国際動向」「将来発展性」などを挙げている。
 コアネットワークベンダーに選ばれた日立は、コアネットワークノード(MME、S-GW、P-GW、PCRF)、ネットワーク装置、監視制御用O&M装置をKDDIと共同開発する。



景気対策、追加歳出10兆円超が浮上 3年で、概算要求と別枠
 政府・与党は3日、国内経済や雇用情勢の悪化に応じて景気対策を機動的に実行するため、来年度予算の概算要求基準(シーリング)とは別枠で歳出を大幅に増やす方向で検討に入った。政府・与党内には「3年間で10兆―30兆円規模の手当てが必要」との見方も浮上。対策の内容や規模、タイミングなどを巡る調整が年末に向けて本格化する見通しだ。
 自民、公明両党の幹部は同日午前、都内のホテルで会談し、シーリングの大枠は維持した上で、景気対策を機動的に実施する方針で一致した。
 この後、両党は政調全体会議で来年度予算編成の基本方針案を了承した。自民党園田博之政調会長代理は「麻生太郎首相からは『シーリングは維持するが、3年間はこれを度外視して必要なことをやっていこう。重点分野は党に考えてほしい』との話があった」と説明した。



交付金、8割を道路整備に 自民調整、自動車関係税を軽減
 自民党道路特定財源一般財源化に関するプロジェクトチーム(谷垣禎一座長)は、来年度からの道路特定財源一般財源化に伴い新設する1兆円規模の新たな地方向け交付金地域活力基盤創造交付金(仮称)」について、8割程度を道路整備に回す方向で調整に入った。自動車重量税など自動車関係諸税については暫定税率などは維持した上で、時限的な軽減措置を設ける方針だ。
 新交付金は、道路整備のために地方自治体に配る現行の地方道路整備臨時交付金(約7000億円)を廃止し、その代わりに交付する。同日に明らかになった座長試案は交付金の性格に関して「道路を中心に、交付金総額の2割程度を、関連するインフラ整備やソフト事業を含め、地方の実情に応じて使用できる」と明記。8000億円程度を道路整備に、2000億円程度を関連事業に充てる方針を示した。



歌の流れる携帯コミック、EMI・大日印など開発
 EMIミュージック・ジャパン(東京・港)と大日本印刷、中堅出版社のジー・ビー(東京・千代田)の3社は共同で、携帯電話向けにコミックと音楽を融合したコンテンツを開発した。大日印が運営するコミック配信サイト「まんがこっち」で3日に発売する。携帯でコミックを読み進めていくと、様々な場面でテレビドラマの挿入歌のように楽曲が流れて雰囲気を盛り上げる。
 新しいコンテンツ「うたコミ」は、KDDI(au)に加入した携帯電話で利用できる。EMIが提供する楽曲をテーマにジー・ビーがコミックを企画・制作し、大日本印刷が配信する。



西友、対抗値下げ制度を導入 顧客持参の他社チラシと照合
 西友は、同社の販売価格より安い他社のチラシを買い物客が持参した場合、その場で値下げする「他社チラシ価格照合」制度を導入すると発表した。4日から全店で実施する。総菜や酒類、焼きたてパンなど一部商品を除く、ほぼすべての商品が対象。



レノボ・ジャパン、「5万円パソコン」を発表
 中国レノボ・グループの日本法人レノボ・ジャパン(東京・港)は3日、家庭用小型パソコン「IdeaPad S10e」を6日に発売すると発表した。大手家電量販店や同社通販サイトを通じて販売する。価格はオープンだが、同社通販サイトでは標準的な構成の場合5万4800円。台湾アスースやエイサー、米デルなどが投入して好調の「5万円パソコン」で、一般消費者の需要を開拓する。
 OSを完全に立ち上げないままインターネット閲覧、メールの確認、音楽データ再生などができる「クイックスタート」機能も備える。頻繁に使うソフトなどをワンタッチで起動できる専用ボタンや、複数の指を感知できるタッチパッドなどで操作性も高めた。



ビッグ3救済、壁高く 4日から公聴会
 【ワシントン=大隅隆、ニューヨーク=武類雅典】ビッグスリー(米自動車大手3社)の再建計画提出を受け、米議会は金融支援策を巡る審議に入る。11月中旬に開いた第1回の公聴会では出席議員が3社の経営トップを批判。3社は4、5日に予定する第2回の公聴会で再建計画の詳細を説明する考えだが、計画には不確定な部分も多く、議員の賛同を集められる保証はない。資金難に直面するビッグスリー救済にはなお高いハードルが残っている。
 ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターは再建計画に社用ジェット機の売却方針を盛り込んだ。前回の公聴会で「政府支援を求めるのに社用機に乗ってくるとは」と批判されたことを受け、3社は議員らの心証を良くしようと懸命。GMやフォードの経営トップは今回、車でワシントンに向かう。「1ドル年俸」ものんだ。



オバマ閣僚人事 どうなるヒラリー外交(12月3日付・読売社説)
 オバマ次期米大統領が外交・安全保障チームの閣僚人事を発表した。注目の国務長官に、ヒラリー・クリントン上院議員を指名し、ゲーツ国防長官は留任させた。国家安全保障担当大統領補佐官にジョーンズ元海兵隊大将を起用した。
 来年1月20日にスタートするオバマ次期政権は、これらの新布陣で、金融危機でも、イラクアフガニスタンの二つの戦争、北朝鮮やイランの核問題でも、目に見える成果を出さねばならない。
 ゲーツ国防長官、ジョーンズ大統領補佐官については、手堅い人事と言える。オバマ氏の外交・安全保障面での「経験不足」を補う狙いもあろう。
 問題は、民主党の大統領候補指名を激しく争ったクリントン氏の登用だ。クリントン氏は、予備選のさなか、「独裁者とも前提条件なく話し合う」と対話を重視する姿勢を示したオバマ氏を、「ナイーブだ」と痛罵(つうば)していた。
 オバマ氏は、人事発表の記者会見で、「戦術や評価に異論が出ることを期待する。決めるのは私だ」と、手ごわいライバルの取り込みに自信を示した。ただ、感情的なしこりが消えたのかどうか。
 ブッシュ政権下では、「テロとの戦い」をめぐり、国務省国防総省ホワイトハウスの軋轢(あつれき)が目立った。そうした事態が再び生まれてはなるまい。
 重要なのは、外交・安全保障政策で、オバマ政権がいかなる判断を下し、行動していくかだ。その意味で、今後、オバマ氏とクリントン氏、ゲーツ氏らの間での緊密な政策調整が不可欠になる。
 1990年代前半に登場した民主党政権が強硬な対日政策をとったことはまだ記憶に生々しい。
 米国は、対日貿易赤字の解消を求めて、数値目標を突きつけ、「ジャパン・バッシング」(日本たたき)は最高潮に達した。
 後に、北朝鮮の核開発や台湾海峡の緊張を背景に、結果として、日米同盟は強化された。だが、ヒラリー氏の夫で、当時の大統領であるビル・クリントン氏は、中国への傾斜が際立ち、「ジャパン・パッシング」(日本はずし)とも称された。
 ヒラリー氏は昨年、2国間で最も重要なのは米中関係だと述べている。中国を重視する余り、日米同盟を軽視するようなら、アジアの安定の上でも問題が多い。
 日本は、核開発阻止、イラク、アフガンの再建などで、オバマ政権と、密接な外交安保協議を積み重ねていくことが必要となる。