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電子書籍参入、台湾で相次ぐ 中国語配信、主導権狙う
 【台北=新居耕治】台湾で専用端末を使った電子書籍配信サービスが相次いでいる。電子機器大手のベンキュー(明基電通)は端末の発売とともに、配信サイトを運営する子会社を立ち上げた。電源大手の台達電子は地元有力紙と提携し、6月に専用端末を発売する。電子書籍分野で先行する米国勢に対抗するとともに、中国語のコンテンツ(情報の内容)配信で主導権を握る狙いもありそうだ。
 ベンキューは1月下旬、6型のパネルを使った専用端末「nReader」を8990台湾ドル(約2万6000円)で発売した。画面は白黒で、重量は248グラム。2ギガ(ギガは10億)バイトの内蔵メモリーに加え、最大16ギガバイトのマイクロSDカードを使える。
 同社は「イーブックジャパン」を運営するイーブックイニシアティブジャパン(東京・千代田)と技術提携し、配信サイト「伊博数位書屋(eBook Taiwan)」も立ち上げた。1万冊を超える中国語の書籍や雑誌などをそろえており、今後は英語、日本語の電子書籍も販売する計画。台湾以外に住む華人や華僑の需要開拓も狙っている。
 台達電子は白黒画面で8.1型のパネルを使った専用端末を6月に発売する。コンテンツは地元有力紙の聯合報グループが4年前からパソコン向けに配信していたサイトからダウンロードできるようにする。台達は8月にも21型パネルを使ったカラーの専用端末を発売する計画だ。
 一方、韓国ではサムスン電子が昨年7月、同国最大の書店である教保文庫と提携して電子書籍端末を発売した。サムスンが5型の画面を備えた端末を供給、教保がコンテンツを提供している。サムスンは無線LAN(構内情報通信網)を備えるなど韓国向けに比べ機能を強化した6型と10型の端末も開発しており、米国市場の開拓も目指している。
 電子書籍ビジネスは専用端末「キンドル」を販売する米アマゾン・ドット・コムなど米国が先行。米アップルが4月に米国を皮切りに発売する「iPad(アイパッド)」で、アジアでも普及に弾みがつくとの見方も出ている。韓台メーカーの動きには端末分野で米国勢に追随するとともに、韓国語や中国語のコンテンツ配信で先行したい狙いもありそうだ。



ソフトバンクモバイルオリックス自動車、携帯販売とカーシェアリングで提携
 ソフトバンクモバイルオリックス自動車が3月29日、携帯電話販売事業とカーシェアリング事業で業務提携すると発表した。
 ソフトバンクモバイルは、4月1日から関東エリアのソフトバンクショップ7店舗(表参道、渋谷、六本木、八重洲中央口、横浜 ザ・ダイヤモンド、千葉中央、大宮中央)で、オリックス カーシェアリングの会員獲得に向けた入会キャンペーンの告知や申込案内を行う。オリックス自動車では、2月17日に発表したカーシェアリングiPhoneアプリを活用することで、会員の利便性向上とさらなる会員獲得を狙うほか、5月以降には、iPhone向け車載器をオリックスカーシェアリング車両とレンタカー車両へ順次導入し、iPhone内のコンテンツ再生などが容易に行えるようにする。
 なおソフトバンクケータイのユーザーには、オリックス カーシェアリングの入会特典を用意する。またオリックス カーシェアリング会員には、丸の内、京都、名古屋、大阪で開催するカーシェアリング説明会の会場で、ソフトバンク携帯電話の新規契約時の特典を提供する予定だ。
 今回の提携により両社は、ソフトバンクケータイユーザーとオリックス カーシェアリング会員、双方の拡大を図っていく。



「iPad」予約販売、一部発送は4月12日に先送り
 [サンフランシスコ 28日 ロイター] 米アップルのウェブサイトによると、新たに発売するタブレット型パソコン「iPad(アイパッド)」の先行予約販売の一部申込者向け発送が、当初予定の4月3日から12日に遅れる見通しだ。
 アップルは今月12日にアイパッドの予約販売の受付を開始。店頭販売開始日と同じ4月3日の発送を予定していたが、その後、初期の在庫を上回る予約注文が入った可能性があり、同社はウェブサイトで新たな発送日を4月12日としている。
 同社の広報担当者によると、早い時期に申し込んだ顧客は予定通り4月3日までに商品を受け取る見通し。
 発送の遅れは、アイパッドへの初期の需要が強いことを示唆している。アナリストの間では、アップルがサプライチェーンの問題により生産拡大で困難に直面しているのに対し、顧客からは既に数十万台の予約が入っているとの指摘が聞かれる。
 アイパッドの販売価格は無線通信機能「Wi─Fi(ワイファイ)」を搭載した基本モデルが499ドル、高性能モデルは800ドルを超える。
 アイパッドの販売台数に関するアナリスト予想には大きな幅があるものの、一部の予想では4─6月期の販売台数が100万台程度になるとみられている。



グーグルとアップルのCEOが一緒にコーヒー--スターバックスで目撃
 米国時間3月26日、GoogleApple最高経営責任者(CEO)が一緒にコーヒーを飲んでいるところが目撃された。両者はStarbucksの店外、つまりどちらの会社の縄張りとも見なすことのできない好都合な中立地点で、くつろいでいる姿が見られた。
 撮影された写真は、興味深いボディランゲージをとらえていた。積極的に話していたのは間違いなくSteve Jobs氏の方で、Schmidt氏は熱心に耳を傾けているようだ。いったい何が話されているのだろうか。
 誰かがたまたま耳にした、あるフレーズがインターネット上で議論を呼んでいる。それはSteve Jobs氏の口から発せられた次の言葉だ。「みんなも最終的には全てがわかるだろう。みんながどうとるかは、どうでもいいことだ(They’re going to see it all eventually, so who cares how they get it)」。筆者はJobs氏が何を話しているのか想像もつかないが、それを推測するのは楽しいかもしれない。



エイベックスグループHD、取締役を7人に削減 純粋持ち株会社に移行
 レコード大手のエイベックス・グループ・ホールディングス(AGHD)は4月、経営体制を大幅に見直す。専務ら取締役6人が辞任し、計13人の取締役陣を松浦勝人社長以下7人に減らす。AGHDは4月1日付で一部事業を切り離して純粋持ち株会社に移行。海外事業の不振で2009年3月期に連結最終赤字に転落した業績のてこ入れを目指す。
 29日午後にも発表する。松浦氏は引きつづき社長を務めるが、企画担当の専務ら取締役6人が辞任。6月下旬の株主総会を経て、財務や戦略、事業面の実務をそれぞれ仕切る代表取締役3人が松浦氏を支える布陣に切り替える。
 AGHDは4月から純粋持ち株会社となり、グループ戦略の立案や投資を主導する方針を徹底する。音楽出版など一部事業を切り出し、子会社への権限移譲を進める。音楽、娯楽市場の競争が激化するなか、持ち株会社が新規事業への機動的な投資や経営資源の効率的な配分ができるようにする。
 07年に本格化した中国でのビジネスなどに伴う損失計上が、今回の見直しの一因になっているもよう。AGHDは09年3月期決算で株式評価損を計上。この結果、連結で約9億円の最終赤字となった。



「ウェルかめ」視聴率が過去最低 NHK連続テレビ小説
 27日に放送が終了したNHK連続テレビ小説「ウェルかめ」の初回から最終回までの平均視聴率が関東地区で13.5%、関西地区で10.8%だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。関東地区の13.5%は、昨年度上期の「つばさ」の13.8%を下回って過去最低。



ドコモ、STYLEシリーズの「SH-06B」を発表
 NTTドコモは。STYLEシリーズのシャープ製FOMA端末「SH-06B」を開発した。4月以降に発売する。
 「SH-06B」は、薄さ13.9mmの折りたたみ型端末。機能面では、雑誌「Seventeen」とコラボした冬モデル「SH-05B」とほぼ同じとのことだが、デザインは2008年12月に発売された「SH-02A」に近い。端末のコンセプトとしては、より幅広い層での使いやすさを追求したモデルとのことで、2008年夏モデルの706ieシリーズのコンセプトに近いと言える。そのため、初期設定におけるメールやアドレス帳の文字サイズは、従来の40ドットではなく、48ドットという大きめのサイズで見やすくしている。プリセットのデコメなどの素材も、「SH-05B」のような若年層向けとは異なる、幅広い層に向けた素材になっているという。このほか、通話関連では、声を強調して周囲の雑音などをカットした「トリプルくっきりトーク」や、受話音声をゆっくりにする「スロートーク」などが用意されている。



ソニー・エリクソンAndroid端末向けサイト「PlayNow」
 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは、同社運営の携帯電話向けサイト「PlayNow」のAndroid端末版を4月1日よりオープンする。
 「PlayNow」は、ソニー・エリクソン運営の携帯向けサイト。今回オープンするのは、Android端末からの利用に最適化したもので、時事やスポーツなどの最新ニュースやXperia用壁紙、オンライン辞書音楽配信サービス「mora touch」アプリの紹介ページ、キャンペーン情報、ソニー・エリクソン推薦のAndroid向けアプリ紹介コーナーなどが用意される。対応機種は、NTTドコモの「Xperia(SO-01B)」となる。
 同サイトは無料で利用できる。アプリのダウンロードはAndroidマーケットで、その中からソニー・エリクソンがお勧めするアプリを紹介する形になるという。



医師試験に7538人合格 合格率は89.2%
 厚生労働省は29日、2月に実施した第104回医師国家試験の合格者7538人を発表した。受験者数は8447人で、合格率は前年を1.8ポイント下回る89.2%だった。
 男女別の合格率は男性88.2%、女性91.3%で、データのある1991年以降、20回連続で女性が男性を上回った。女性の合格者は2499人で全体の33.2%。最高齢の合格者は63歳の男性だった。
 大学別の合格率は、滋賀医科大99.0%が最高で、以下、順天堂大97.9%、東京医科歯科大97.5%と続いた。4大学は80%を下回った。
 必修問題100問のうち6問は、試験終了後の点検で専門家から「必修問題とするのは妥当ではない」と指摘があり、正解した受験者は得点に加算する一方、不正解の受験者は採点対象にしない措置をとった。



ウィルコムの大胆な料金施策展開にびっくり(COLUMN)
 3月12日、ようやくウィルコムの再生計画がまとまった。今後はソフトバンクなどがスポンサーとなり、新しいモバイルサービスブロードバンドサービスを立ち上げていくことになりそうだ。もちろん、既存のPHS事業も問題なく継続されていく。
 12日、「会社更生手続開始決定に関するお知らせ」といった重苦しい文面のプレスリリースが発表されるなか、それとは別の1枚のリリースに度肝を抜かれた。なんとHYBRID W-ZERO3PHSパケット通信料を無料にする、と言うのだ。これにより、3G回線を使わずにPHSのみであれば音声の1450円という基本料金だけで済むのだ。
 会社の行く末が心配されるなか、こんなお茶目で大胆な料金施策展開するとは、さすがウィルコムといった感じだ。窮地に立った状況でも攻めて行くのは、あっぱれだと思う。
 新料金は3月にさかのぼって適用されるとのこと。早速、3GのSIMカード抜き、ネットワークのアクセス先を3GからPHS切り替えてみた(もちろん挿しっぱなしでも問題ないが)。
 不安に感じた速度であったが、HYBRID W-ZERO3ではW-OAM type-G対応の「黒耳」のW-SIMが刺さっているせいか意外に快調だ。メールの送受信程度であれば問題ないレベルと言える。Webページの閲覧も思ったほどストレスを感じない。なによりパケット料金が「無料」というのが気持ちいい。しばらく、これで使って行こうと思う。
 そんななか、3月下旬になって、ウィルコムから一通の封書が届いた。開けてみると「ウィルコムは、今後もよりよいサービスを提供しつづけます」として、お詫びとサービス継続を誓った紙が一枚入っていた。
 再生計画が進む上で人員削減も実施されるなど、厳しい再出発となるウィルコム。しかし、これまでのチャレンジスピリットを忘れずに頑張って欲しいと思う。



【ITエクスプレス】無線LAN、無線WANって?
 パソコンや携帯型情報通信端末を使って、いつでもどこでもネットやメールを利用するモバイルコンピューティングが当たり前の時代になった。だが、無線通信の方式は多岐にわたり、なにがなんだか分からないという人も多い。
 簡単に整理すると、方式は「無線LAN(ラン)」「無線WAN(ワン)」の2つに分けられる。
 無線LANは家庭やオフィスでおなじみだ。屋内に設置した小型の無線アクセスポイントがネットへの入り口のため、利用可能エリアはあまり広くないが、最近は駅や飲食店にアクセスポイントを設けた公衆無線LANも浸透し、利用機会は大きく広がってきた。通信速度は毎秒最大54メガビットが主流だが、同300メガビットの新方式も登場し、高速化が進んでいる。
 一方、無線WANは屋外使用が前提で、車や電車で移動中にも使えるのが特徴だ。携帯電話の電波を使うためエリアが広い「HSPA」「HSPA+」が主流で、通信速度は同3.6〜21メガビット。ほかに昨年始まったばかりのWiMAX(ワイマックス)という方式も、急ピッチでエリアを拡充中だ。こちらは同40メガビットという高速さが大きな魅力となっている。