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ノキア、小型パソコンに参入 携帯の競合激化で
 【ロンドン=清水泰雅】携帯電話機最大手のノキアフィンランド)は24日、小型パソコンの製造・販売事業に乗り出すと発表した。これまでノキアは高機能の携帯電話機を強化してきたが、より多機能で持ち運びの便利な小型パソコンの需要が大きいことから、携帯電話の強みを生かして同事業に新規参入する。世界のパソコンメーカーが注力している分野でもあり、パソコン、携帯電話機の両メーカーによる競争が一段と激化しそうだ。
 ノキアが参入するのは、ネットブックと呼ばれる小型パソコン分野。今回発売する「ノキア・ブックレット3G」は、第3世代携帯電話による通信機能が付いた画面サイズ10インチ型の小型パソコン。米マイクロソフト製の基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」を搭載する。重さはわずか1.25キロで、1度の充電で最大12時間の駆動が可能だ。
 価格や性能、装備の詳細は9月2日に発表する予定。



フェリカ」用チップ4億個突破 ソニー、累計出荷2年で倍増
 ソニーの非接触IC技術「フェリカ」用チップの累計出荷数が4億個を超えた。フェリカは1997年に香港の電子交通乗車券として実用化、累計出荷が2億個を超えるまでに約10年かかった。首都圏の共通交通乗車券「PASMOパスモ)」や決済機能付き携帯電話「おサイフケータイ」の普及が追い風となり、2年強で累計出荷がさらに倍増した。
 7月末に累計出荷が4億個を超えた。内訳はカード用ICが2億7800万個、携帯電話用が1億2300万個。累計出荷が2億個に達した2007年3月時点に比べ、カード用が1.7倍、携帯用が3.1倍にそれぞれ増えた。フェリカのチップはソニーが手掛ける製品のなかで、異例の出荷規模になっている。



日航、国際線で観光路線を分離 コスト減へ、10年度計画
 経営再建中の日本航空が国際線のうち収益性の低い観光客中心の路線を2010年度から分離する検討に入ったことが24日、明らかになった。客単価が高くビジネス中心の路線は本体に残す。観光路線の運航コストを大幅に抑制するとともにグループ社員を削減し、年間1000億円超のコスト削減を見込む。
 同社は国土交通省の要請を受けて9月までに経営改善計画を策定する。国際線分割を路線縮小や企業年金の給付水準の引き下げなどと並ぶ柱として盛り込む方針。大規模なコスト削減策を提示し取引金融機関からの追加融資を受けたい考えだ。



銀行間金利、日米16年ぶり逆転 円高要因の見方も
 日米の銀行間金利が24日、約16年ぶりに逆転した。国際的な指標であるロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の3カ月物は円の金利がドルより約0.002%高くなった。米大手銀の業績改善で、米国の金融不安が後退してドル金利が急速に低下したためだ。円の投資妙味が相対的に向上して、外国為替市場では円高・ドル安の要因になるとの見方も出ている。
 ドルの銀行取引金利金融危機が深刻化した昨秋以降、銀行が互いの経営に不信感を抱いて金利をつり上げ、昨年10月に5%近くまで急騰した。その後、米連邦準備理事会(FRB)が昨年12月に事実上のゼロ金利に踏み切ったほか、無制限のドル資金供給や米国債の買い取りなど積極的な金融緩和に踏み切ったことで、銀行間金利も1%台まで下がった。



ソニー、「デジタルシネマ」対応映写機を映画館にリース販売
 ソニーは24日、フィルムを使わずに高画質の映像を映写できる「デジタルシネマ」に対応した映写機を国内でリース販売すると発表した。10月に東映系の映画館に提供を始め、4年以内に500スクリーン以上への導入を目指す。映画館が初期投資を抑えながらデジタルシネマに対応できる仕組みを提供し、映写機などの販売拡大につなげる。
 ソニーグループのソニープロテクノサポート(東京・品川)が映写機や付帯システムの導入と保守を手掛ける。第1弾として東映系のティ・ジョイ(東京・中央)にサービスを提供、同社は2011年までに150スクリーン程度でソニーの設備を採用する計画だ。
 ソニーは映画館からサービス利用料を受け取るほか、20世紀フォックス映画などデジタル作品を配給する制作会社3社からも利用料を受け取る。デジタルシネマは高画質の映像を映写できるほか、フィルムの複製・輸送にかかわる経費を低減できるなどの利点がある。ソニーは米国でも同様の事業を手掛けている。



内外タイムスが紙名変更 9月から「リアスポ」に
 首都圏を中心に夕刊紙「内外タイムス」を発行する内外タイムス社(東京)は24日、紙名を9月1日から「REAL SPORTS(リアルスポーツ=略称リアスポ)」に変更すると発表した。
 内外タイムスはことし創刊60周年を迎えたが、部数が低迷。芸能情報の拡充など紙面刷新で、新規読者層の掘り起こしを目指す。得意とするプロレス記事やギャンブル情報などは継続する。



ロシア自動車最大手とトラック最大手が統合へ 政府が再建主導
 【モスクワ=金子夏樹】ロシア自動車最大手のアフトワズは24日、トラック最大手のカマズと経営統合する方針を固めた。両社の大株主である政府系企業が持ち株会社を設立し、2社を傘下におさめる。両社ともに販売不振で経営危機に陥っており、政府主導で統合を進め、ロシア自動車産業の再建につなげる。
 有力紙コメルサントなどによると、新たに設立する持ち株会社は「アフトインベストホールディングス」で、カマズ社長のコゴギン氏が社長に就任する見通し。経営統合により共同購買やシステム統合などで費用を削減するほか、低利資金を確保する狙いもある。エンジン生産のアフトディーゼルを傘下に入れることも検討している。
 政府系ロステクノロジー社が保有するアフトワズ株25%、カマズ株37%超を新会社に移す。ただ、ほかの大株主である外資メーカーなどとの調整はこれからで、統合交渉が曲折する可能性もある。アフトワズには仏ルノーが25%超を出資し、カマズには独ダイムラーが10%出資している。



リーダイが破産法適用を申請、経営破綻
 米出版大手リーダーズ・ダイジェスト・アソシエーションは24日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したと発表、経営破綻(はたん)した。広告収入の落ち込みなどで経営不振に陥っており、法的整理を通じて債務を大幅に圧縮、早期再建を進める。
 混乱回避のため、債務の大幅削減について大方の債権者の同意をあらかじめ取り付ける「事前調整型」を取ったとみられる。当面のつなぎ資金の確保、業務は通常通り継続する。
 同社の計画では、22億ドル(約2100億円)規模の債務を5億5千万ドルに圧縮する。
 同社は90を上回る雑誌を発行、世界規模で出版事業を展開している。米国以外の事業は今回の破産法適用の対象にならない。



温室ガス削減の民主案、10年で190兆円の費用が必要
 経済産業省は24日、地球温暖化対策で二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出を2020(平成32)年までに1990年比25%(05年比30%)削減するとした民主党政権公約マニフェスト)を実現するには、国内全体で190兆円以上の費用が必要とする試算をまとめた。政府目標の05年比15%(90年比8%)削減で必要とされる62兆円の3倍超となる。さらに粗鋼生産量を減らすなど産業活動の強制的な抑制も求められるほか、失業対策なども必要だという。
 190兆円の主な内訳は、全住宅の断熱化(72兆円)▽すべての新築住宅への太陽光発電設備の設置義務付け(44兆円)▽ハイブリッド車、電気自動車など次世代エコカー以外の購入禁止(14兆円)−などが必要とした。一方で省エネが進むことで燃料費が減って44兆円のコスト削減が可能となるため、最終的な費用は146兆円程度になる見通しだ。
 ただ、こうした省エネ対策で達成できるのは90年比15%(05年比21%)削減まで。残りは「義務的な経済活動量の削減」が必要になるとみており、粗鋼生産量を現行から18%削減するほか、セメント生産量を25%削減するなど、エネルギー多消費型産業の大規模な減産をあげている。
 また、自動車交通量も23%削減する必要があり、これを達成するには週2日規模で「ノーカーデー」を設けることなども求められる見込みだという。



SMAP「視聴率神話」の崩壊 全員出演でも視聴率7.0%(COLUMN)
大人気アイドルグループ「SMAP」のメンバー5人が揃って出演したTBS系音楽番組「とくばん」の視聴率がなんと7.0%という低空飛行だった。同じ時間帯にテレビ東京で放送した「田舎に泊まろう!」の7.5%にも負けた。個々のメンバーが主演しているドラマの視聴率も「最悪」。もう「SMAP」で視聴率を稼ぐのは無理なのだろうか。
テレビ東京系「田舎に泊まろう!」にも負ける
「とくばん」は歌番組「うたばん」の特別番組で、司会はいつものように「SMAP」リーダーの中居正広さんと石橋貴明さんがつとめた。2009年8月16日19時〜20時54分の放送分では、メーンゲストとして「SMAP」メンバー全員が出演。この日は「夏の大運動会SP!」と題し、「SMAP」メンバーが借り物リレーや、ムカデ競走などを繰り広げた。
メンバー全員がゲストで登場することは希で、高視聴率が期待されたが、ビデオリサーチの調査によると関東地区で7.0%。ちなみに、同時間帯で放送された他の番組は、日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」が16.6%、フジテレビ系「熱血!平成教育学院」が12.5%、テレビ東京系「田舎に泊まろう!」が7.5%だった。
ちなみに、今回の放送の7.0%という数字は過去の「とくばん」の中では最低。レギュラーの「うたばん」も視聴率が振るわず、かつては10%の半ばを推移していたのに、09年7月12日放送分は8.0%、09年7月26日は6.9%と過去最低になっていた。
SMAPの低迷はこれだけではない。個々のメンバーが主演しているドラマの視聴率も「最悪」だ。「うたばん」「とくばん」の司会をつとめる中居さんが09年春に11年ぶりに主演したフジテレビ系「婚カツ!」の視聴率は、1話は16.3%、第2話は11.2%、第3話が9.4%と二ケタを切り「月曜9時(月9)ドラマ史上最低の視聴率」と多くのメディアに書かれた。
香取主演の「こち亀」も低空飛行
香取慎吾さん主演のTBS系「こちら葛飾区亀有公園前派出所こち亀)」は09年8月から鳴り物入りで始まったが、初回は12.2%だったものの、第2話が11.3%、第3話はついに10%を割り7.6%になった。
1996年から放送されているフジテレビ系のレギュラー番組「SMAP×SMAP」も、視聴率が25%を超える「お化け番組」と言われたが、現在は10%半ばで推移している。
SMAP」が結成され今年で21年。既に賞味期限切れになってしまったのか。今回の「とくばん」の視聴率について、ブログや掲示板では、
SMAPという名前にあぐらをかく時代ではなくなったのではないか」
「草なぎの復帰劇の茶番が後を引いているんじゃないのか?」
「俳優としての木村拓哉だけは唯一健在」
といった意見が出ている。